さようなら西鉄北九州線

Good-bye to NNR's Kitakyushu Line

かつて北九州4市を結び営業距離44.3kmを誇った西鉄北九州市内線。
最後の残存区間,黒崎駅前~折尾間はJR鹿児島線・陣原駅の開業に伴って2000年11月25日限で廃止されます。
(実際の廃止区間は熊西~折尾間4.4km)
ここではその往年の姿を少しだけ偲びたいと思います(写真はいずれも1983年12月撮影)。

運行の効率化を目的に短系統化された昼間帯系統。砂津~大門間と筑鉄線関係を除いて,全ての区間で2方向の系統が利用できる。1979年8月26日に実施され,1985年10月20日の本線・門司~砂津間,戸畑・枝光線廃止まで続いた。(なお北九州線では系統番号が実際に表示されることはなかった。)
西鉄折尾の戸畑行600型と到津車庫行138型。本線両端の門司(後に砂津),折尾は赤地,枝線の戸畑は青地という方向幕パターンは福岡市地下鉄に踏襲されている。
熊西(旧・貞元)停留場で筑鉄線を左に分岐し,折尾に向かう福岡市内線から来た500型
小倉・大門停留場。右に専用軌道の戸畑線を分岐するが,本線としばらく併走するため,複々線に見える。
背後に若戸大橋を望む北九州線の代表的風景(枝光線・牧山)。枝光線の専用軌道はなぜか無閉塞であった。

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