初電通過時刻表

Timetable for the day's first runs effective Nov., 1964

終電は路線間の接続を考慮する必要があり,車内や停留場にも掲出される等,重視されていたが,初電の方は「待てば来る」という性質上さほど重視されておらず,積極的に情報が公開されることはなかった。本ページでは1964年11月の始発通過時刻表から特徴的な系統を拾い,終発時との比較を試みる。


始発時には,終発時と同じ(往復)か逆回り(循環)の臨時系統が運転されるのが原則だが,始発の場合,終発ほど綿密な対応がなされず,たとえば烏丸車庫から円町(特2系統)や千本北大路(特5系統)の折返し運転はない。円町からの北行は西大路四条折返しの15甲系統,千本北大路からの東行は壬生の応援運行(特4乙系統)を待つことになるが,それぞれ折返しがある場合より10分程度遅くなるだけである。また錦林の四条大宮循環(系統名不詳)も運転されないが,くまの5:29発の1乙系統を待てばよく,終発時に比べて時間的余裕があることに対応した設定と言える。

下表は始発通過時刻表に現れる臨時系統を拾ったものである。ただし時刻が掲載される範囲は終発の場合より限定的であり,その分他系統の所要時分を用いて外挿した範囲が広くなっている。従って実際の運転時分と誤差が生じることに留意されたい。なお早朝時間帯には車両混雑が殆どない為,初電時の標準所要時間は終電時よりかなり短いことが判る。右欄にはその系統が初電となる区間を示しているが,終電の場合のように(終)表示は必要なく,また車庫前以遠の運行も保証されるため,終電より(臨)を表示する区間は必然的に少なくなる。

所属系統名接続運転時刻初電区間
壬生(壬特4甲)21甲へ 壬生七大京駅四烏烏今烏車千北千今壬生四大→京駅
京駅→烏今
5:065:135:185:235:305:385:465:525:566:05
(壬特4乙)10・11乙へ 壬生千今千北烏車烏今四烏京駅七大壬生壬生→烏車
5:105:195:235:295:335:405:475:495:546:01
(10甲)10・11乙へ 壬生七大京駅七大壬生四大→壬生
5:155:225:275:295:345:41
臨20出庫
(錦林A出)
20乙へ 壬生千丸熊野銀閣熊野祇園壬生千丸→錦林
5:065:115:215:295:315:385:445:55
錦林錦特52甲へ 錦林百万河今烏今河今百万錦林河今→烏今
5:085:145:175:205:215:245:275:34
錦特22甲へ 錦林銀閣錦林銀閣→錦林
5:165:185:195:21
烏丸1436甲へ 烏車洛北百万洛北烏車百万→高野
5:185:265:345:355:435:47
1426甲へ 烏車洛北高野洛北烏車高野→烏車
5:085:125:165:175:215:25
14915甲へ 烏車烏今河今河丸四河河丸河今烏今烏車烏今→四河
四河→河今
烏今→烏車
5:065:115:145:185:225:245:295:335:365:41
1534乙へ 烏車千北千丸壬生七大京駅烏車→壬生
5:065:125:215:265:335:38
九条(南A出)9へ 九車京駅大石勧進中島勧進八条大石→京駅
京駅→大石
5:075:145:165:215:245:375:385:515:55
(南B出)9へ 九車大石勧進中島勧進八条九車→中島
中島→勧進
5:055:085:115:245:255:385:43
(南C出)19へ 九車大石勧進稲荷勧進八条勧進→稲荷
稲荷→大石
5:095:135:165:195:205:235:28
278乙 九車西九円町熊野錦林銀閣河今四河京駅九車九大→千丸
5:055:125:275:405:455:475:566:046:126:20
(九特3) 九車京駅四河河今百万錦林熊野東七九車塩高→四河
5:105:175:185:255:345:375:455:506:016:09

左図は各区間で初電となる系統を示す。黒が常設系統,赤が上表にまとめた臨時系統を示すが,右図の終電となる系統と比較されたい。大勢は右図の北行・南行,西行・東行を入換えたものに近いが,全般に常設系統によってカバーされる区間が増えている。これには四条線西行の最終が錦林の応援運行から九条の7甲系統に代わり,6乙系統が烏丸車庫から東山七条まで通して初電となる点などが関係している。しかし烏丸線・千本大宮線や丸太町線の応援運行は,初発時にも維持されていたことが解る。

区間始発電車系統(Nov.1964)区間終発電車系統(Nov.1964)
(9/4/2022)