終車通過時刻表(伏見線廃止後)

Timetable for last runs effective April, 1970

このページでは,2016年から岡崎公園の案内所に転用された1860号車内に掲示された,1970年4月時点の「終車通過時刻表」から,初・終電時に特徴的な運転系統を読み解きます。


※まなみ様提供の画像を加工。クリックすると,各通過時刻を比較的読易い部分画像と置換え,誤りを修正したパッチワーク画像を表示。


「終車通過時刻表」に掲載された系統のうち,常設ではない臨時系統を拾うと以下のようである。系統番号不詳のものは空欄,(括弧)を付すものは錦林運輸事務所開設以前の系統名である。終車通過時刻表に掲載されない区間については,標準的な所要時分を用いて時刻を外挿している。また「終車区間」は,当該系統が(終)の円板を表示する区間であり,それ以外の区間では原則として(臨)を表示した。ただし,臨20入庫の壬生→銀閣は(20),(壬特4甲)の壬生→京駅は(10),(壬特4乙)の壬生→千北は(21),臨22入庫の西九→銀閣は(22)になる。伏見線廃止により九条担当系統は大きく変化したが,壬生・錦林・烏丸の3車庫の系統については,運転時刻も含めて殆ど変更が無かった。

所属系統名接続運転時刻終車区間
壬生(壬特4甲)10・11甲から 壬生七大京駅四烏烏今烏車千北千今壬生千北→千今
22:5523:0223:0723:1023:1623:2623:3323:3923:4423:55
(壬特4乙)21甲から 壬生千今千北烏車烏今四烏京駅七大壬生烏車→京駅
京駅→壬生
22:5223:0423:1023:1923:2523:3523:4223:4923:5424:00
臨20入庫
(錦林A入)
20乙から 壬生祇園熊野銀閣熊野千丸壬生錦林→千丸
23:0223:1623:2223:3023:3223:4323:5524:00
錦林 錦林百万烏今千今壬生祇園熊野錦林壬生→熊野
23:0023:0823:1423:1923:3223:4723:5223:58
錦特5 錦林百万河今烏今河今百万錦林銀閣→河今
烏今→河今
23:3123:3723:4023:4323:4423:4723:5023:56
錦特22甲から 錦林銀閣錦林錦林→銀閣
23:4623:4823:5023:52
烏丸烏特24乙から 烏車千北円町千北烏車白梅→円町
23:1623:2223:3223:3323:4323:49
烏特55乙から 烏車千北烏車烏車→千北
23:4023:4623:4823:54
1436甲から 烏車洛北百万洛北烏車高野→百万
23:1923:2223:3023:3223:4023:44
1426甲から 烏車洛北高野洛北烏車烏車→高野
高野→烏車
23:4023:4323:4723:4923:5323:57
14915甲から 烏車烏今河今河丸四河河丸河今烏今烏車河今→四河
四河→烏車
23:1723:2223:2523:2923:3523:4023:4723:5123:5423:59
1534乙から 京駅七大壬生千丸千北烏車壬生→烏車
23:2323:2823:3823:4423:5424:00
九条臨22入庫 九車西九西四白梅烏今百万銀閣熊野東七九車なし
21:3921:4621:5722:0622:1622:2422:2823:3822:5122:59
278甲 九車東七熊野銀閣熊野烏丸円町西九九車千丸→九大
22:3822:4722:5823:0623:0823:2123:2623:3623:5123:58

  • 伏見線廃止(1970.4.1)に伴って,伏見線関連以外では河原町線四条以南の最終が,九条の応援運行の廃止により約20分繰上がった点が大きい。「主要停留場終発時刻」四条河原町の「京都駅」右側の余白は,「京都駅・九車」を削った跡である。
  • 278系統は伏見線廃止に伴い,往路を東山線経由,銀閣寺折返しに経路変更されたが,熊野以西には影響が出ない。
  • 同時に22乙系統が九条に移管されたが,終電の発時刻は錦林→西九方向が21:00,西九→錦林方向が21:46で,両方向の終電が西大路九条ですれ違うという,錦林所管でも運行可能な設定になっている。錦林所管時にも22乙系統の終電時刻は早く,九条移管後も従前の時刻が踏襲された。

  • 臨20入庫系統の終車区間を錦林→千丸としたが,千丸→壬生には同時刻で1甲系統の終電が運転されていたため,どちらが終車を名乗ったか定かではない。
  • 149系統(烏車→四河→烏車)と,それに接続する15甲系統について時刻が修正された。往路については5~8分程度,復路については3~5分程度繰上げられている。当該運行の四河折返しに伴う余裕時分が3分程度伸びてたが,旧時刻の復路にはかなり無理があった点を是正したものと思われる。
  • 烏特5系統(烏車→千北→烏車)は,5乙と15乙に接続して運転されたが,運転時刻から最終運行は5乙に接続すると判断できる。
  • 烏丸線北行の烏丸車庫以西への最終は,壬生廃止後は4乙の延長運転であったが,この時代は壬生の応援運行であり,10甲の延長運転と推察される。
  • 終電間際の高野からの西行時刻表は,23:36(143系統)→23:46(6乙系統)→23:47(13い系統)→23:49(142系統)となるため,142系統が最終になると判断される。
  • 河原町線今出川以南の南行時刻と,15甲と149系統に関する時刻修正を除いて,伏見線廃止後も市内区間における終発時刻は従前の時刻が維持されている。

  • 以上取りまとめると,区間・方向別の終車は右図のようになる。図中赤線が上表の臨時系統,黒線が常設系統になるが,後者は乗務系統として完全であっても,車庫前からの前途が不完全な場合には,終車区間を除いて(臨)表示になる。
  • 初電時には,原則として上表と同じ(往復),または逆回り(循環)の系統が運転された。

     伏見線廃止前(1964年11月)の「終車通過時刻表」に関してはこちら
    ◆作者からのお願い: 阪急河原町延伸に伴う系統変更(1963.6.20)以降,1970.3.31までの期間に有効であった臨時系統番号(名)の全貌をご存知の方は,ぜひ情報をご提供ください。
    (7/12/2016; Rev.8/18/2016)