市電系統 減便の実態

Schedule Reduction in Route 13 Trams

晩年には市電各停留場に早朝・夜間の運行時刻が掲出されるようになりましたが,13系統に関しては,1956年の運行開始以来,高野~下鴨東本町間の各停留場に四条河原町行全便の運行時刻表が掲出されていました。これは13系統が市電としては便数が少なかったためです。1965年頃からは洛北高校前にも掲出されるようになりました。ここでは昭和40年代以降の減便の実態を紹介します。

市電(13)系統 四条河原町行 標準時刻表(洛北高校前)

1966196819701971197219771981
613 4313 4313 29 4613 37 5213 37 (51)13 40
73 (19) 34 499 27 474 (12) 23 (32) 447 (12) 25 (37) 497 25 (32) 494 24 511 16 39
83 19 (34) 497 27 474 26 486 23 476 28 5019 463 21 45
94 21 38 597 29 5111 33 5516 5017 4717 5335
1018 38 5814 29 5117 4017 4614 413214 49
1118 38 5814 36 582 24 4517 458 3515 5721 56
1218 38 5819 39 598 30 5212 422 29 563959
1318 38 5819 39 5913 36 5812 3823 502154
1418 38 5819 39 5920 417 3917 444 4949
1518 38 5819 39 594 26 494 3211 3826 5356
1619 36 5320 4010 34 567 335 3722 5430
1711 28 450 20 4020 430 18 415 30 5120 4416 41
182 18 35 550 14 428 32 567 33 547 468 3511 51
1914 34 546 3617 4016 3814 542 2520 59
2014 34 596 362 251 243110 5456
2124 496 366 476 479 473736
2214 396 362525251948
23555422
運行本数53(51)46(46)46(44)41(39)39(37)31(31)25(20)

  • ( )内時刻は日・祝日運休。運行本数については( )は日・祝日の本数。
  • 1977年の平日時刻は,高野の通過時刻表から推定。日・祝日は平日と別時刻だが,太字の時間帯は共通。
  • 1981年は代替バス24系統(四条烏丸BC行)の平日時刻で,「京都公共交通時刻表」による。

  • この頃は労働組合にも活気があり,自治省に押し付けられた「財政再建計画」に立ち向かう気概があった。当時の新幹線の本数は今よりずっと少なかった,とは言っても,1970年時点ではひかり3+こだま5の1時間あたり最大8本の運行になっていて,平均7.5分ヘッドであるから,「新幹線より少ないダイヤ」はある意味,当然という印象も受ける。