市電利用実態調査

このページでは筆者がかつて関与した,市電の利用実態調査の結果を紹介します。

百万遍交差点を右折する最終日の1号乙系統1869号(1972.1.22)。
翌日からは22号系統がここを曲がる。

号系統利用実態調査

実施主体:大学生協公害研究会
実施日:1971年9月21日(火)
天候:晴れ時々くもり
背景:再建計画上,千本・大宮・四条線の廃止は,1971年9月末日に予定されていたが,「市電を守る会」の運動を通じて市民レベルの論争が巻き起こった。結果的に,市当局の廃止申請は,当時の大石環境庁長官の支持もあって,運輸省レベルで一旦保留となった。このような状況の中で,大学生協としても京阪・阪急利用者の主要なアクセス(イグレス)手段であった,市電1号系統の利用実態を把握する必要を感じたものである。
壬生の主力であった1800型ワンマンカーの定員80名(立席を含む)と比較して,最大187%に達する混雑を代替バスで処理できるか,という点も疑問視された。なお当時,(壬生車庫発)8時台の1号系統の運転本数は,各10本(約6分間隔)であった。

1号甲系統(左回り)停留場名
(急行停車)
1号乙系統(右回り)
通過時刻降車乗車乗客数乗客数乗車降車通過時刻
07:3470百万遍08:37
02191加茂大橋56620
07:3981194河原町今出川7051408:34
07:4424878烏丸今出川79271308:30
13469今出川新町65513
10968今出川大宮731246
07:49182777千本今出川10771708:23
82190千本中立売1172916
07:552132101千本丸太町104261708:17
317115出世稲荷前95106
2124118二条駅前91169
08:03413127壬生車庫前8481008:10
08:07561687四条大宮86701808:05
6586四条西洞院34411
08:1230662四条烏丸4121308:00
08:16756111四条河原町5251607:55
519125四条京阪前63911
08:2257127祇園6551007:52
63124知恩院前70118
531150東山三条671110
3511126東山仁王門6699
08:33471998熊野神社前66251507:43
341377東一条56230
08:3822百万遍3307:40